ワークスタイル

【体験した感想】テレワーク(リモートワーク)のメリットとデメリット

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テレワークって働き方に興味あるけど、
実際はどんな感じなんだろう?

そう思っている人も昨今増えているんじゃないでしょうか。

2020年の感染症問題をきっかけにテレワーク(リモートワーク)を検討する事が増えてきたように感じます。
企業としても個人としても。

僕の会社でも実際にテレワークが始まりました。
2週間ほど体験してみてわかったメリット、デメリットをご紹介していきます。

この記事を読むと

・テレワークのメリット、デメリットがわかる
・導入する前に心構えができる
・オフィスという場所に縛られない働き方がイメージできる

ちなみに僕の職業は動画制作やディレクションがメインです。

仕事環境としては
・作業は自分のPCでほぼ完結できる
・自分以外のメンバーとの連携も取りながら仕事を進める
という感じです。

ご自身の環境と照らし合わせて読んでみてください。

テレワークのメリット

まずメリットと思った点から。

通勤がない

なんと言ってもこれですね。
個人的にはキングオブメリットです。

家の中で
よし、これから仕事するかー!
と言ってみるだけでその瞬間出社です。

感動しました。

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通勤、いやですよね。
当たり前すぎて考えた事もない人も多いんじゃないでしょうか。

特に混雑している電車で通勤だとかなりはっきり差を感じます。

リモート中に1回だけ出社してみて改めて感じました。
通勤の付加価値ってなんにもない!

よく通勤中に本を読んだりとか、オーディオブック聴いたりとかすれば有効活用できる、って言いますよね。

確かにそうです。僕もやってます。

でもやっぱり少しずつ通勤そのものに神経を使ってるんですよ。

乗り換える瞬間とか人との距離感気にしたりとか。
なんでも通勤のストレスは戦争中の兵士と同じぐらいとか。。

僕は通勤時間30分ぐらいなのでそんなに遠くないんですけどそれでも無駄だなあと思いました。
通勤はないに越したことないです。

集中できる

集中できます。

オフィスにいると、
すいませんこれちょっと聞いても良いですか?
って話しかけられますよね。

これがない。
これがないだけで1つの作業が中断される事が激減します。

タスクの取捨選択ができる

タスクの取捨選択とは
やるべき事とやらなくてもよい事をすみ分けできるということです。

一日のうちに
この時間までこれをやろう、とか
これは今週中にやれば良いから優先度を下げようとか
そういった事です。

別にそんなの会社でやっていても同じじゃない?
と思うかもしれませんが、
会社よりもリモート中にやる方が自然とやりやすくなります。

理由は良くも悪くも自分のさじ加減で進むからですね。
イヤでも自分の作業の無駄などが浮き彫りになってきます。

テレワークのデメリット

デメリットもあります。
やっぱり良い事ばかりとはいかなかったですね。

状況を報告しなければならない

自分の作業状況を報告しなくてはいけません。
これにとても気を使います。

周りからしてみるとテレワークをしている人の状況って物理的に見えないですよね。

例えば上司からみると「あの人ほんとうに働いているのかな?」というのが見えないわけです。

見えないという事は言い換えると存在しないのと同じなのです
大げさなように聞こえるかもしれません。
しかし心理学的にも距離的に離れた人ほどどうでもよく感じる傾向があると言われています。

じゃあどうするか。
もちろん自分は存在してるし仕事もしているので
自分から発信する必要があるのです。

僕はオフィスにいる時よりも意識的に多くチャット上で発言したりしました。
あと僕の会社では、テレワークの人は日報を書くルールが発生していたので日報を事細かく(かつウルサ過ぎないように)書くようにしました。

俺はここにいるぞ!ちゃんと仕事しているぞ!というアピールですね。

人事評価が気になる

上記と似ていますが、周りからどう評価されているかが気になってきます。

自分の動きはわかるけど、全員が発信を細かくしているわけではないので他のメンバーはどう動いているのかが見えにくいところがあり、社内の雰囲気が掴みづらいです。

今上司は怒っているのか?僕はこのままこの作業を続けていて良いのか?
などが定期的に気になります。
個人の裁量に任されている職場ほどこの傾向は強そうですね。

もくもくと作業していても「あいつサボってるんじゃないだろうな」と思われる可能性が多かれ少なかれあるとソワソワしてくるのです。

思い込みかもしれませんが、心理状態としては起こりうるのです。
これも地味ですがマイナスポインスでした。

管理業務が大変

これはリーダーやマネージャーのような上に立つ側の立場の話です。

人それぞれタイプがあって、中には「誰にも見られてない自由だーー!」ってなってサボりがちになる人も実際にいるのです。
僕の職場でもそのケースはあって、上長はかなり頭を悩ませていました。

いわく、「こんなに自己管理ができない人がいると思わなかった…」と。

管理業務に終始してしまって事業をスケールする(より良くしていく)為のアイデア発想に時間を使えなくなっているとの事でした。

たしかに納得。
僕も似たような状態になったし。

でもさすがに最初はただ各メンバーの慣れの問題では?と思ったりもします。

プライベートとのメリハリがつけにくい

寝ても覚めても自宅。
メリハリがだんだんつかなくなってきます。

仕事用とプライベート用で使い分けられる部屋などがある人はおそらく問題ないでしょう。

問題は一つの部屋、もしくは一つの机で仕事もプライベートもバンバン使う人です。

ハイ仕事!ハイ休憩!ハイ仕事再開!ハイ仕事終わり!ハイ!ハイ!…

とやっていて頭ではわかっていてもずーっと環境は同じ見た目です。
だんだん「どっちだっけ?」と錯乱してきます。

サッカーじゃないですけど攻守の切り替えがめちゃくちゃ大事です。

個人的に絶対にやったほうが良いのは着替えるという事です。

仕事行く時に着てる服に着替えると不思議と切り替えがしやすいです。
脳をすんなりだませるのでしょうね。
たかが服、されど服。

ネットの調子が生命線

ネット会議をやる直前に自宅のwi-fiが謎に切れて、

!?

となった事があります。
めちゃくちゃ焦ります。

ネットの調子が悪いと途端に無力になってしまいます。
宇宙飛行士がしょってる酸素タンクと同じです。

ネット環境が不十分な家はけっこうつらいと思います。

マンションとかの集合住宅でも他の住人の使用率によって突然回線が重くなったりするので気をつけたいですね。

メリットかデメリットかわからないこと

人によって向き不向きがある

少し先述しましたがやっぱりサボりがちになってしまったり、うまくタスク整理できない人もいます。
連絡や報告が不得意な人もいます。

ですが、うまくタスク整理や報告(アピール含む)をする事ができれば逆に評価をあげる人もいるでしょう。

成果主義の傾向が強い

成果が重要視されやすくなります。

成果は数字として計上されるものがわかりやすい指標として設定される事が多いです。
いわゆる定量的なものというやつですね。

例としてはこんな感じ。

  • 6本、デザインを制作した
  • 3本、企画案を提出した
  • 2件、受注した

一方、それとは違う定性的なものは成果として換算されるのは難しいです。

  • 周りの人が困っている様子を察知するのが上手だな
  • あの人は少ない備品を細々と補充してくれたり気がきくな

仕事している状況が物理的に全く見えないので、オフィスだと見えていた良さをスルーしやすくしてしまいますよね。
本当はこういうのもきちんと評価してもらうのが一番良いけど、そんな素晴らしい人事体制がある会社って実際はまだそこまで多くない印象があります。

こういった可視化しにくいものはテレワーク上では残念ながら薄れてしまいそうですね。

まとめ

項目としてはデメリットの方が多くなってしまいました。
でもそれを補って余りあるメリットがあると僕は感じます。

特に通勤で減った分のストレスは巨大です。

少し話はそれますが
今後の社会は年功序列も崩壊し、どんどん成果主義になっていくと言われています。

なのでオフィスにいようがテレワークしようが成果主義になるのです。

だったら自宅で仕事をした方がよくないですか?

僕の場合は将来田舎で暮らしたいという夢があるので、
地域にとらわれないテレワークというのが最大の魅力に映ります。

例えば東京の資本の大きい会社に正社員として雇用されながら職場は田舎の自宅だよ、というケースが珍しくなる日がくるかもしれません。

わくわくがとまりません。

成果主義の時代にはテレワークは切っても切り離せない働き方のモデルになります。

その時に向けて今からテレワークについて考えて向き合ってみるのはとても有意義になると思っています。