こんな時ありますよね。
僕も12年ぐらい動画編集の仕事をしていますが、いまだにこの状態によくなります。
そんな時によく実践しているスピードを一気にあげるコツを3つ紹介します!
ここではよくありがちな以下のことは書きません。
- ショートカットを使う
- より性能が高いPCを使う
- 納期を意識して逆算する
これは結構すでに意識している人が多いんじゃないでしょうか。
今回はそれ以外で効果的だと思うコツを紹介します。
結論からいうとポイントは客観視です!
僕は動画広告やモーショングラフィックスを作成する事が多いのですが、似たジャンルをやられている方には特に効果的だと思います。
かなり制作スピードに勢いをつける事ができるので試してみてください。
- 行き詰まりの回数が少なくなる
- 制作スピードがあがる
- 悪い意味のこだわりや思い込みが減る
こまめに書き出してファイル化する
こまめに書き出してファイル化する事です。
ファイル化する事で客観視が可能になるからです。
客観視できると制作のスピードが上がります。
なぜかというと編集中は自分の思い込みがめちゃくちゃ入っているからです。
納品前とかにファイル化したときにこんな事思った事ってありませんか?
・時間をかけて作り込んだのところなのに、思ったほどはよくない
思い込みが入ってしまっている証拠ですね。
僕もこんな事ばっかりです。
思い込みって「予測」みたいなものだから全然悪い事じゃないんです。
でも作業上では良い作用を生まなかったりします。
編集画面上のパネルでも確認できるじゃん、と思うかもしれませんが、それではダメです!
編集画面上でみているとどうしても自分の作っているモノのまま、自分の手から離れません。
ファイル化してPCのプレイヤーで再生して初めて自他を問わない作品になるのです。
この差は大きい!
視聴者目線で作品を評価できるのです。
意外と良かったところ、意外とイマイチなところがハッキリわかります。
なので編集ソフト上でちょいちょいレンダリングして確認しているぐらいだったらいっそババっとファイル書き出ししてしまうのをオススメします。
僕は作業に疲れてきたなー、という席を立つタイミングでついでにファイル化を走らせるようにしています。
別ファイルでバックアップをとる
別ファイルでバックアップをとりましょう。
これはファイルが壊れたり失われたりした時の保険のため、ということではありません。
執着を消して別の案を試しやすくするためです。
理由を説明します。
せっかく作ったからこの案のままで…と思ってしまう
編集ソフト上でシーンを作り込む時って、時間がかかる時ありますよね。
凝っているシーンでもそうでないシーンでも。
そういう時に、心理的に思ってしまうのは
せっかくここまで作ったからこの案のままでうまくいってほしい
という事です。
みなさんも経験あるのではないでしょうか。
僕は編集時、常にこう思っています。大なり小なり。
はっきり思っている、というよりは心理的にそう働いているという感じです。
別の案をどんどん試そう
せっかく使ったからこの案のままで、と思っていると別の案を試しづらくなります。
本来、編集のゴールは案件は違えど、
視聴者に良い印象や効果をもたらすものを作るということです。
なので極端にいえばそのゴールにもっとも近づける表現や構成ならなんでも良いのです。
せっかく使ったからこの表現で、なんて言ってるグズついている場合ではありません。
ばんばん試してより良い案を探るべきです。
そんな時は、
すぐにバックアップファイルやバックアップシーケンスを作ってしまう、という方法がオススメです。
思い立ったらすぐ複製してしまうのです。
バックアップファイルを作ると、
まー新しい案を試してみてもしイマイチで戻りたかったら戻れるしな、という気持ちになれます。
なのでバックアップを頻繁にとってどんどん新しい案を試してみましょう。
他の人の作品をみて参考にする
自分以外の作品を見るのも客観視のひとつです。
僕が学ばせてもらっているのは以下の事です。
- 色のトーン
- キーとなっているシェイプや柄
- 場面転換(トランジション)の仕方
- 文字の装飾
- テンポ感
人の作品を眺めているだけでこれだけの発見ができるってすごくないですか?
積極的ににやるべきです。
ただ、最初からじっと眺めまくっていても自分の作品が勝手に出来上がっていくわけではないので、ある程度やったら他の人のを見るというのを繰り返すのが良いと思います。
その時に先述した自分の作品のファイル化したものと見比べると効果が倍増します。
自分の作品と他の人の作品を交互に再生するぐらいの勢いでやります。
うーむ自分ももっと良くする事が出来るはず!と思い立てるのです。
他の人の作品を見るのはpinterestを使うのがとても便利ですよ。
気になる分野の動画を閲覧していると「これも好きでしょ?」と似たジャンルの作品をおすすめしてきてくれるので非常に参考にしやすいです。
まとめ
自分の作品をうまく客観視できると課題や評価点がはっきりわかるようになります。
この記事の3点をあまりやってなかった、という人は客観視する事をポイントにおいてぜひ試してみてください。
制作のスピードがきっとあがります!
- こまめに書き出してファイル化する
- 別ファイルでバックアップをとる
- 他の人の作品を参考にする