こんにちは。masaです。
動画編集の仕事をしている人は
と考えている方は多いのではないでしょうか。
僕は9年間ポストプロダクション(以下ポスプロ)で映像制作働いていたのですが、将来が不安で仕方ありませんでした。
その後、web広告の業界に転職したのですが結果的に転職して本当によかったです。
結論からいうと同じ映像制作でも業界が違えばかなりいろんな事が違います!
僕はふと振り返ると3、4年で給料が200〜250万ぐらい上がっていました。
どちらもやっていることは同じ映像制作だし、業界を変える前も後も真面目さは特に変えずに仕事に取り組んでいたのにです。
今回はそんな僕の転職体験談をベースにお伝えしたいと思います。
特に今やってる映像制作業界の将来が不安、業界を変えた方が良いのではないかと思っている方にはぜひ読んでいただきたいです。
・主観が入っているので全ての会社が必ずそうとは限りません。
・好きでこの映像制作をやっているから他のことはあまり気にならない、という方はほとんど参考にならないかもしれません。
もくじ
不安だらけ ポスプロ時代
主にTVや企業VP案件の映像制作をしていたのですがその間は不安やストレスがたまることがたくさんありました。
もちろん楽しかったこと、身についたこと、やりがいを感じたこともたくさんあったし社会人としても技術者としても成長させていただいたことは間違いないです。
会社には絶大に感謝しています。
でも正直「あれ?これこのままだと人生詰んでね?」と思う瞬間がたくさんありました。
最終的にはストレスで過敏性腸症候群になったりもしました。いま考えるとけっこうすごい。
ポスプロに将来性があるのかずっと疑問だった
ポスプロという業界に将来性があるのかずっと疑問でした。
カンタンに説明すると
ポストプロダクションというのはTV、CM、映画、企業VPなどの案件の撮影後の総仕上げやTV局に納品できるテープ化をするところのこと。
TV局などの納品前の最終関門を担うところなので厳密な規定に沿って仕上げを行う。ブラッシュアップなど。
僕がそんなポスプロの将来性に疑問を持ったのは次のとおり。
業務内容が年々単調になっていく
5、6年前から映像を一から作り上げるということよりもテープ化やフォーマット化が業務の大半になってきました。
ポスプロ会社のスタッフが一から映像を作り上げる必要が比較的少なくなっていったのです。
発注元の監督さんが個人でほとんど内容の部分を作ってきてしまうのです。
これあらかた作ってきたんであとは納品できる形にテープ化してください
という依頼です。これがまあ多くなりました。
これは制作ツールの進化がそうさせているところが大きいんだと思います。
監督さん個人でFinalcutやらPremiereやらを使って作れる映像内容はどんどん増えていきました。
納品形態にテープ化やフォーマット化するというのもとても大事な仕事ですが、いずれテープ納品自体が少なくなっていきファイル納品にどんどんシフトしていくのは世の中のテクノロジーの流れと一緒で明白かなと思っています。
仮に簡単にpremiereが納品形態書き出しに対応しだしたら?
アドビさんなら十分対応することもあり得ます。便利だし。
このままこの業態だけで先細りするのではないか、と感じていたのです。
そして単調な業務が多いと自分の成長も先細りしてしまうのではないか、と思っていました。
給料が安い
会社にもよると思いますけど給料が安かったですねー笑
そのうえ待てど暮らせど昇給幅が少ない。。
と思うばかりでした。
個人の能力うんぬんではなく、会社全体がそんな感じだったので諦めに近かったです。
会社によると言いましたがポスプロであそこの会社はめちゃくちゃ給料良いらしいよ!という話はほとんど聞かなかった気がします。
残業代が出る、という会社はまあまあ良かったようですが(=残業が多い)
例外的に、売れっ子のエディターさんとかは大企業案件をジャンジャンこなしてバンバン稼いでるという話は聞きました。
ただそれは会社というよりエディターさん個人にかかる話だったし、そういうエディターさんは本当にその仕事が好きで好きでたまらないバーサーカーで
みたいな人ばかりだったので僕は興味ありませんでした笑
(ディスってません。好きなことに猛進できる人はそれ自体は素晴らしいしリスペクトします)
ポスプロが給料が安いのはおおむね業界全体の話みたいです。
機材の縛りがある
ポスプロの編集室のように「特定の機材がなくてはならない」というのが僕にとってはマイナスポイントでした。
場所や機材に依存していて自由が少なくなるからです。
ポスプロの編集室は高機能な編集機材で設計されています。
(Autodeskのsmoke、flame、Avidなどなど)
とても高機能で高価。
TVCMにもばっちり耐えられるハイクオリティな加工ができます。
詳しい値段は知りませんが機材室やデッキをひっくるめると1システム組むのに1億とかザラにかかるといいます。すごい。
でも逆にいうとガッチリその場所に組まれているのでそういう仕事は編集室でしかできないのです。
一方、僕の将来の夢は田舎に住むことでした。(現在進行形)
田舎に住むというのは
- 田舎で仕事ができる
- 田舎に仕事の環境がある
ということだとずっと考えています。
そしてポスプロの機材について調べてみたらやっぱり田舎の街にはそんなものはほとんど置いていない!
だからある時から僕は個人が用意できる機材で小回りが効く、身動きが取りやすいツールのスキルを習得することを目指し始めました。
それはずばり個人用のPCとAfterEffectsなどのAdobe系ソフトです。
これは追い風!
何も「田舎にいけるかも!」というメリットだけではありません。
個人用の機材でできるということは個人の力で稼ぐチカラを手に入れるというもっと広い意味と同義なのです。
自由が少ない
そういう仕事といってしまえばそれまでなんですが、自由のききづらい業種でした。
自分の時間を自分でコントロールしにくいのです。
幸い僕の会社はTV案件よりは激務ではない企業系案件ばっかりだったのでかなりマシでしたが、昼夜問わず、休日問わず、睡眠時間問わず、というのが当たり前の業界です。
編集室側のスタッフは1つの案件にメインのエディターとアシスタントエディターの2人で入る事が多く、アシスタント時代はメインのエディターが受けると言った案件は自動的に僕も受ける事になったりしました。
休日に出勤するのはまだいいとして、「この案件受けることにしたからきて」と前日に突然言われるのが本当に本当にキツい。
プライベートで人と約束しづらいのが一番かなしみでした。
それだけではなく自己投資への時間のコントロールが難しいときがたくさんあります。
それからさんざん迷ったすえ、転職を決意しました。
初めての転職だったのでそれはそれはとてつもない勇気が必要でした。
web動画広告 広告代理店に転職
web広告系で求人が出てることを転職エージェント経由で聞き、応募を決意。
どうやらweb広告でも動画が使われることが多いらしい、とのこと。
そこは某大手広告代理店の子会社の制作チームだったのですが、けっこうな熱量で動画エディターを探していました。
「エディターほしい!ほしい!」と。
そして実際トントン拍子で採用していただきました。
(他の業界への応募チャレンジした時は失敗しました)
これからの時代にマッチしている
「合わせて読みたい」の記事にも書きましたがweb広告市場は年々すごい勢いで拡大しています。

web広告とはどんなものかというと、
- ネットをメディアとしているので広く多くの人に届く
- 分析ツールが発達していて視聴者の反応が即座にわかる
という特徴を持っており、TVCMやデジタルサイネージ広告とは似て非なるものです。
働いた経験上、ポスプロが従来扱っていたような案件よりもweb広告の方がこれからの時代にマッチしていると感じます。
というかこれからポスプロもどんどんweb広告系を扱うようになっていくのかもしれません。
動画エディターの需要も高くなっている
web広告費市場が拡大しているので必要とされる動画の本数も急拡大しています。
それに伴って動画エディターの需要も高くなっています。
実際僕のいた会社では動画エディターが足りていなく、常に募集しているような状態でした。
給料が上がりやすい
会社によると思いますが、熱量が高まっているので業界全体的に給料が上がりやすい風土があると思います。
勢いのある業界だと給料が上がりやすいんだなあ、と肌で感じました。
技術や人の流れが早く、新しい分野のことが学べる
いわゆるITの世界なので良くも悪くも技術や人の流れが非常に早いです。
めちゃくちゃめまぐるしい。
技術や方針を方向転換するのがかなり早いです。経営判断を含め。
技術が変われば必要な人材も人数も変わります。
さすがに「もう君の仕事は人間が注力するところじゃないから明日から来なくていいよ、さいなら」とは急にならないけど、数ヶ月スパンで見ると似たような事が起こっています。
もはや2年間ぐらい在籍していると長老扱いされたり笑
嘘かと思いますが他社の人にも聞きましたがこれは会社によるものではなくweb広告業界全体の話です。
ポスプロのようなどっしりとした技術の流れを経験した僕からすると衝撃的なことでした。
こんな感じで緊張感があるのでイヤでも動画編集以外の新しい技術や市場の知識がどんどん身につきます。
ちなみに動画編集のスタッフはここ数年ずっと重宝されているのでそういう意味では安心です。
これからもしばらく動画編集は必要される時代が続くはずです。
機材の縛りが少ない
基本的にAdobe系のツール(Premiere、AfterEffects)を使う事が多いので特別な業務用機材が要りません。
モーショングラフィックス系ならAfterEffectsで十分完結できます。
その証拠に最近ではテレワークで自宅で作業を問題なくできる制作者が増えていますね。
ちなみにCGやゴリゴリエフェクト、肌修正などハイエンドな動画編集をする機会はほとんどないのでそちらに興味のある人は向いてないかもしれません。
副業として使える知識を得た
これは僕にとっては最大クラスにメリットでした。
web動画広告(SNS動画広告)は需要が高まっているので動画エディターに力を借りたい!という人や会社が多いです。
ありがたいことに僕は自社以外からも発注を受け、波があるけど月数万〜十万円ぐらい平均で稼ぐことができています。
もちろん自宅で作業もできます。
僕にとってこの副業はweb広告業界に転職しないと知り得ないことでした。
同じ映像制作でも業界が違えばかなり違う
僕の転職した経験と業界のちがいについて触れてきました。
一番いいたいのは同じ映像制作をやるにしても働く業界でいろんな事が違っているということです。
僕が肌で感じたことで、特に以下の点は大きいかなと思います。
- 業界の勢いが違う、学べることが多い
- 給料の上がりやすさが違う
- 個人の能力の活かしやすさが違う
転職や業界を変えるといったことは本当に勇気と労力が要るので大変な事です。
でも僕はなんとか一歩踏み出して、
どんな風に頑張るかも大事だけど、どこで頑張るかの方が変化が大きいという事実を身をもって知りました。
ポスプロでしか得られない貴重な経験は間違いなくありますし、web広告系が夢のように楽で最高!な仕事なわけでも実際ありません。
でも僕は少なくともweb広告の方が合っているし、何より業界による違いを知れたことが人生の財産になりました。
特にもやもやしてる方にはひとつの参考としていただけると嬉しいです!