そんな方の参考になると思いこの記事を書きます。
Rakuten Casaがうまく繋がらない場合、カスタマーサポートなどの公式案内だけに従っていても残念ながら永遠に繋がらない可能性があります。
しかも、繋がらないと導入費3000円ポイントバックがもらえず実質0円にならないので注意です。
とにかく公式の案内があいまいだったり的を射なかったりしてRakuten Casaの設置は本当にクセモノでした。
本記事では僕が最終的に行ったルーターの設定を紹介します。
いろんな人の奮闘記をみるに、開通までのプロセスは本当に様々なようです。
なので確実に100%再現性があるとは言えませんが、僕と似ている状況であればあるほど解決できる可能性が高いと思います。
こちらが僕の状況とスペックです。
自宅がLTE圏外
使用端末:iPhone XS
インターネットプロバイダー:楽天ひかり
(Rakuten Casa申し込み時に選ばなきゃいけないのでみんな推奨環境クリアしているはず)
ルーター:TP-Link AC2600(アマゾンで買ったのでA10という名前)
僕と同じやり方で晴れて開通できた場合(同じじゃなくても良いですが)、以下のようなメリットがあります!
- 圏外だった人は脱圏外!
- パートナー回線ではなく楽天回線を使用できるようになる
- 自宅で非通知以外の通話ができるようになる
- LTEを掴めない事による品質低下からは解放される(楽天リンク自体の通話品質は置いといて)
先に簡単に結論をいうと次の順番でルーターを設定をしてみて解決しました。
①まず一度「PPPoE接続」+「パススルー」の設定にして開通
②そのあとDS-Liteクロスパス(IPv6)に変更
もくじ
ルーターの設定を変更したら繋がった
Rakuten Casaが家に届き、設置したはいいけどLTEランプは点滅したままで開通せず…
疑問を抱きつつ、本当に色々なことを試したのですが最終的にはルーターの設定を変更したら開通できました。
公式で案内されている手順ではないのですが、状況から逆算して考えられる条件は次の通り。
①まず一度「PPPoE接続」+「パススルー」の設定にして開通
PPPoEでもいいからとりあえず一回開通させてみよう、と設定してみたらLTEの信号を吹くではありませんか。
ただし、このままPPPoE接続では回線速度が遅く、せっかくIPv6対応プロバイダとIPv6対応ルーターなのにPPPoE接続の速度に甘んじるのはもったいないです。
それに、どうやらパススルーの状態はセキュリティの観点で問題がある様です。
②そのあとDS-Liteクロスパス(IPv6)に変更
「あとで改めて速度速い接続方式で使える方法ないか調べよう」と思い、いったん元のDSliteクロスパスに設定を変更。
10時間後ぐらいにふと見たら勝手にLTEが繋がっていました。
最初からIPv6ではうまくいかなかった
本来は上記②のIPv6の設定が公式で推奨されているのでこの設定だけで開通するはずです。
ですが僕は数ヶ月に渡り何度も試しましたがこの設定だけではうんともすんとも言わなかったです。
PPPoE方式でLTEを一度開通させてきっかけを作ってあげたことでIPv6でも開通するようになったようでした。
その後はLTE接続が徐々に安定
以来、特に設定をいじってはいませんが、開通直後は「これで安泰だー」と思っていたらふと見たらまたLTEランプが点滅していて接続が切れてる!ということが度々ありました。
というか1日の半分ぐらいは接続切れてて、気づいたらまた繋がってて、を毎日繰り返していました。
と思い放置していたらあるとき「あれ?そういえば最近切断されてないな」とふと気づき、完全にいつ見てもランプが点灯、常時接続状態になってました!
数週間後ぐらいだったと思います。
内部でファームウェアアップデートとかチューニングが行われて徐々に安定するようになったのかもしれません。
あきらめず?放置しておいてよかったです。
動作確認外の機器でも無事開通した
僕の環境ではiPhoneとルーターが公式動作保証外でした。
特にiPhoneは楽天モバイルの動作保証外端末。
正直これが一番の原因じゃないかなーと思っていたし、サポートの方にも同様の事を言われました。
でも結果つながりました。
ルーターはTP-LinkのAC2600を使っています。
(Amazonで買うとA10という型番ですが、モノ自体は全く同じです)
このルーターに関してもRakuten Casa公式サイトの動作確認機種一覧ページには載っていなかったです。
でも、同じく公式サイトには下記の文章が。
Rakuten Casaを設置予定の通信環境で、以下のサイトにアクセスしてください。表示された場合は対応ルーターになります。
(確認用サイトURL)
確認用のサイトが用意されていて、そこにアクセスしページ表示されれば対応ルーターとのことです。
僕のルーターも申し込み前に調べて表示されたのでれっきとした対応ルーターのはずです。
その後、カスタマーサポートの人に「お客様のは対応ルーターじゃないです」って言われて混乱しまくったこともありましたが…。
こちらも最終的には問題なくつながりました。
公式の案内がわかりづらい
公式の案内の情報量がめっっちゃ少ないです。
僕のケースは2021年2月ぐらいの話なので現在は改善されているかもしれませんが。
Rakuten Casaの箱に同梱されていたのマニュアルもケーブルの繋ぎ方が書いてあるぐらいのペライチの紙。
公式サイトの動作環境説明もわかるような、わからないような…。
↓画像
すんなり繋がった人はいいけど、ちょっとでも繋がらない人は壁にぶちあたる。
不明点だらけだったのでカスタマーサポートにも問い合わせをしたけど「公式サイトに書いてある事が全てです」と言われたりして結果的に的を射た答えは得られず。
てことはつまり…どういうこと?
情弱というほどではないという自負はあったんだけど…。
用語わからない人とかどうすんだこれ…
結果的には読解がめっちゃ必要でした。
とても長く、複雑な思いをした道のりだったので機会があれば別記事にでもしたいと思います。
わからないことがあればカスタマーサポートに電話するしかないのですが、根気が必要になるかもしれません。
そもそもなぜRakuten Casaを導入するのか
僕がRakuten Casaを導入しようとしたのはずばり、楽天モバイルの電波が自宅で圏外だったからです。
こちらの記事で経緯を書いています。
Rakuten Casaを導入するメリット
再掲ですがメリットは以下です。
- 圏外だった人は脱圏外!
- パートナー回線ではなく楽天回線を使用できるようになる
- 自宅で非通知以外の通話ができるようになる
- LTEを掴めない事による品質低下からは解放される(楽天リンク自体の通話品質は置いといて)
という疑問もあるかと思いますが、楽天モバイル利用の場合、wifiだけだと電話に不便が出ます。
wifiだけだと強制的に非通知でかけてしまう&かかってきてしまう問題が発生するからです。
フリーダイヤルを筆頭に、非通知だと相手にかけることすらできない番号も存在するのでけっこう困ります。
また、楽天LINKから標準の電話アプリに自動的に切り替わってかかる番号(110番のような緊急系など)はwifiだけではかけられません。
そういう意味ではLTEに繋がっている意味は非常に大きいのです。
逆にいうと上記に挙げた点を解決したい為だけの装置で、あてはまる事象がない人は特に導入するメリットは特にないと思います。
Casa常設の電気代がかかるだけになってしまいます。
少しでも参考にしていただければ幸いです。
圏外→常時LTE接続の変化は劇的な改善でした。